時間外手当

じかんがいてあて（賃金の種類と体系）

意味法定時間外の労働に対する報酬

時間外手当とは？

時間外手当は、法定労働時間を超えて働いた従業員に支払われる追加の賃金です。労働基準法に基づいて、通常の賃金に一定の割増率を加えて計算されます。

時間外手当の具体的な使い方

「今月は残業が多かったので、時間外手当がかなりつきそうだね。」

労働者の残業時間が多かった月の給与に関する状況を述べています。法定労働時間を超えた労働に対する追加報酬の増加を示唆しています。

時間外手当に関するよくある質問

Q.時間外手当の計算方法は？

A.時間外手当は、通常の時給に割増率を掛けて計算します。法定労働時間を超える残業の場合、最低でも25%の割増率が適用されます。深夜（22時から5時）の場合は別途25%、法定休日労働の場合は35%の割増率が適用されます。例：時給1000円の場合の残業代平日残業：1000円 × 1.25 = 1250円/時間

Q.管理職にも時間外手当は支給されますか？

A.一般的に、管理監督者として認められる管理職には時間外手当は支給されません。これは、彼らの職務の性質上、労働時間の管理が難しく、また通常より高い基本給で処遇されているためです。ただし、名目上の管理職でも実態が異なる場合は、時間外手当の対象となる可能性があります。

Q.残業時間の上限はありますか？

A.はい、労働基準法により残業時間の上限が定められています。原則として、月45時間、年360時間が上限です。特別な事情がある場合でも、年720時間、単月100時間未満（休日労働含む）、複数月平均80時間以内（休日労働含む）とされています。これを超える残業は違法となります。